第19回Mt.富士ヒルクライム
いよいよこの日がやってきた。
2023年6月4日、第19回Mt.富士ヒルクライムの開催日。
全国から自転車好きが集まって約半日ほどの間、富士スバルラインを通行止めにして5合目まで登っていくというのがざっくりとした内容です。
目標タイムの達成を目指す人や景色を楽しむ人など目的も様々。
人それぞれに特別な想いを抱き、富士山の5合目を目指していきます。
今大会の目標は90分を切ること。
富士ヒルの特徴の一つにゴールタイム毎にフィニーシャーリング(コラムスペーサー)を配布している点。
プラチナ:60分以内
ゴールド:65分以内
シルバー:75分以内
ブロンズ:90分以内
ブルー:完走した人
確かこんな感じと記憶しています。
今回の記事では、今年のMt.富士ヒルクライム参加レポートを
1. レース前日
2. レース当日
の3本立てて書いていきます。
半分自分に対する備忘録も兼ねて。
①レース前日
前週から台風がどういう進路を取るか天候次第では開催も危ぶまれる状況でした。
参加者の多くはレース前の月曜日から毎日天気予報を確認しては一喜一感していたに違いない。
レース前日の土曜日は天気は回後していたものの、特にレース開催2日前は土砂降りの大雨で土砂崩れの恐れがあったり、会場周辺では実際に倒木があったようなので直前まで予断を許さない状況でした。その影響で会場に向かうまでの道のりが大変なことに。特に山梨県の西側から参戦予定の人は高速道路が通行止めでかなり迂回したりして会場まで辿りつくので一苦労だったそうです。自分も埼玉から向かって昨年比で90分くらい現地に着くのが遅れました。
当初の予定では、
15:00~前日受付完了
16:00~ホテルチェックイン
17:00~夕食
18:00~入浴
19:00~翌日の準備・就寝準備
21:00~就寝
のはずが、現地に着いてからも車の渋滞の影響でスケジュールは後ろ倒しに。渋滞の影響もあり車の運転で疲れ果てたので、前日はロードバイクに乗らずにのんびり過ごすつもりでしたが、急速予定を変更して車をホテルに置いてチェックインを済ませてから片道10キロ走って前日受付の富士北麓公園へ向かいます。
結果的にですが、この前日受付に向かう道中でロードバイクのリアの変速で気になる箇所が見つかったので、レース前にそれを発見し調整で解決できたのはラッキーでした。
②レース当日
朝4時に起床し、車で会場へ。
当日スタート地点は一昨日の様子からは想像できないくらいの快晴で絶好のレース日和。
参加者は前年と比べて増えた印象
流石に大会参加が3回目なのでレース前の緊張感は全くなく、リラックスした精神状態で挑むことができました。
ここから記憶を頼りにレース時に考えていたことを思い出していきます。
会場からスタートして計測開始地点を通過したらレースがスタート。
前日の夕方まで開催が危ぶまれていましたが、路面状況はそれを感じさせないきれいな状態でした。大会運営の方々に対して感謝の念に堪えません。
今大会の目標達成のため、試走時に感じたことや動画を元にプランを立ててそれに沿ったペース管理を行います。
計測開始地点~1台目までの区間が一番配があるので、序盤はオーバーペースにならないように主に心拍数を意識。1合目を過ぎると所々句配が緩くなる区間(5%未満)があるので、そこでは踏んでペースを上げます。配が8%以上でキツく感じる区間はケイデンスが80を切らないように足を回し、緩斜面はペースを上げていきます。ケイデンスを80~90回転を維持、目標タイム達成に必要な平均速度16km/hを念頭に置きながらレースを進めていきます。
途中、よーく見覚えのあるMTBに乗っているおじさんを発見し、一声挨拶をしたら引き続き登り続けます。
3合目を過ぎて、おそよ2kmくらい進むと大沢駐車場の看板が見えてきました。
ここでコース全24kmのうち大体18kmを消化したくらい。流石に標高が2.000mを超えてくると酸素が薄くなってここまで登ってきた疲労も相まってしんど くなってきます。ここから22km地点付近の奥庭自然公園看板までは途中配がキツくなってくる のでこの区間をどれだけペースを落とせずに登るかが今回のポイントと考えていました。過去2回はこの区間でペースが落ちているのでここが踏ん張りどころ。
奥庭自然公園の看板が見えてくると残りあと2kmほど。この看板を過ぎたら句配が一気に緩み、ほぼ平坦な区間に入ります。
ここでどれだけペースを上げられるか。ここがタイムの稼ぎどころ。
フロントギアをアウターに入れてペースアップを図ろうとしたらここでたふくらはぎがっるアクシデント。ペースアップを諦めてフロントギアはアウターのまま右足メインでペダルを清ぎながら左 足の様子を確認。力は入らないが、軽いギアなら踏めそうなので平坦区間は力を使わず、ゴール直前の登りに備えることに。
このトンネルを抜けると緩やかに配が上がっていきます。
再びトンネルを抜けるとゴールはすぐそこ。
長いようで短かった自分との戦いが終わりを迎える瞬間。
目標タイムも無事にクリアでき疲労困態でしたが、充実感を得られた1日でした。
さて、来年の富士ヒルに向けて走りこみを再開するか。どれだけ自分が成長できるか今から楽しみです。