道路最高地点の頂へ
2022年10月某日。
ヒルクライマーの型地と呼ばれている乗鞍に行ってきました。
長野県側から登るエコーラインと岐阜県側から登るスカイラインのルートがありますが、今回は乗鞍観光センターを起点とするエコーラインにチャレンジ。
乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市の県境あたりに山の総称。
登山をする方には最もアクセスしやすい3000m級の山で有名です。(主の剣ヶは3026m)
冬季はスノーリゾート地としても有名です。今回はロードバイクで登るので、道路最高地点にあるバス停(2716m)並びに山頂の畳平を目指します。
輪行で浦和近辺から公共交通機関を使って向かうと、新宿駅発の特急あずさに乗って終点の松本駅まで向かい、そこから上高地線に乗り換えて終点新島々駅へ。
新島々駅からはバスに乗って乗鞍高原観光センターへ。
全体で移動にかかる所要時間は約5時間ほど。
ネットで下調べをしている時に松本駅から乗鞍へロードバイクで向かう猛者もいると目にしました。
が、途中トンネルがあったり全体的に道が広くないのでとても危険ですね。
バスに揺られて約1時間乗鞍観光センターに到着。
観光センターの時点で既に標高1460mあるので肌寒さを感じます。
あれ1450mだったか?
観光センター周辺で旅館などを生業にしている人たちは、標高がすぐ言えるそうです。
ロードバイクの組み立てと着替えを済ませたら荷物を預けてスタート。
どんな絶景を見られるのだろうと期待したのも束の間、しばらくは登っても林道のような道しか出てきません。
標高が上がってくると赤みが増して紅葉を感じられるようになっていきます。
途中、標高2350mあたりで位ヶ原山荘で休憩スポットがあります。
乗鞍観光センターでe-bikeのレンタルをやっているので、自転車を見てみるとそれで登ってきている人もチラホラいるようです。
標高が高くなってくると段々と木々が少なくなり、高さも低いものになってきます。
植物も厳しい環境の中、生き残るために適応した結果と思うと、特に乗鞍岳では標高約2500mで森林限界となり風景も少しずつ変化していきます。
高山植物については事前に調べなかったのでよく分かりません。
調べておけば、もう少し風景を楽しめたかもしれません。
酸素が薄い中、風景を楽しむ余裕があったかは分かりませんが。
森林限界くらいの標高を走り続けると先が見にくい状況に。
前日が雨だったからか雲がまだだいぶ残っているようです。
あと雲か霧か分かりませんが、どんどん濃くなり前が…。
霧の中をさらに登っていくと待望の看板が目の前に。
道路最高地点に到達し、記念写真。
生憎の空様でしたが、雨が降らなかったので良しとしましょう。
ただ唯一心残りなのが、昨年9月に岐阜県側のルートで地面の崩落が起こったことにより、スカイラインが通行止めになっていたこと。
当初は登ってそのままスカイラインのダウンヒルする計画を立てていたので、事前に情報は把遅していたものの現実を目の当たりにすると残念ですね。
車両が通れるようになるのが早くて2024年とのことなので、走れるようになるのはもう少し先になりそうです。
それでは、また。
追伸
前日より天気が良いとのことで、翌日に同じルートをもう一回登りました。
天気が良いと景色が一変して良いですね。
山は一度として同じ景色を見せることがないので、そこが登る楽しみの一つと言えるのかもしれませんね。