十二日まちと調神社
12月も残りわずか、いよいよ新年の足音が近づいてきましたね。
寒さも厳しくなり、年末らしく慌ただしい時期です。
そんな時期に毎年浦和で開催されるお祭りがあります。
今回はそんなお祭りとお祭りが行われる調神社についてのお話です。
毎年、12月12日にさいたま市の調神社⛩(つきじんじゃ)を中心に十二日まちと呼ばれるお祭りがあります。
十二日まち(じゅうにんちまち)
その歴史は古く明治時代から続くさいたま市民に馴染み深いお祭りです。
毎年12月12日と決まっているので平日に行われることも多いのですがいつもたくさんの方々が訪れます。
お祭りは11時から21時半までで調神社、隣接する調公園、旧中山道や浦和駅近くの交差点まで広範囲に交通規制を行って開催されます。
神社境内では『かっこめ市』が開催され、熊手を買い求めるお客さんで賑わいます。
毎年露店が約1000店出店し、例年約15万人ほどの人出があるそうす。
熊手はお店毎にデザインが違うため、どこのお店のモノを選ぶか見て回るだけでも楽しいですよ。
熊手を購入すると威勢良くお店の方が三本締めをしてくれるのも恒例です。
こちらは七味唐辛子を売っているお店。
その場で七味唐辛子を作ってくれます。
味の種類は小辛、中辛、大辛の3種類。
唐辛子や山椒、胡麻、青のり、生姜、麻の実(おのみ)、けしの実をボウルの中に綺麗にのせ、マイクを通して説明しながら鮮やかな手つきで混ぜます。
時折、スプーンでカンッとボウルの縁を叩き拍子をとって七味唐辛子を混ぜる姿は軽快でいつまでも観ていられます。
最後に『おじさんの気持ち』と言いながらスプーン1杯分をおまけで入れてくれるという粋なはからいで風味豊かな七味唐辛子の出来上がりです。
買った七味唐辛子は持っている容器に入らない分を冷凍庫で保管すると風味が長持ちするそうですよ。
我が家用に購入した分は早速冷凍庫に入れました。
↓こちらはお化け屋敷です。
お化け屋敷の前にはろくろ首や着物を着たお化けが緑や青っぽい照明で照らされおり、自動で動く仕掛けになっています。近くで写真を撮りたかったのですが人気で足を止めることができずに断念。
入口には噺家のようなおじさんがお化け屋敷の怖い雰囲気を盛り上げるような喋り口調で間髪いれずにアナウンスをし続けています。
まるで昔のテレビの実況中継を見ているかのようです。
このちょっと異次元とも思える昭和初期のようなお化け屋敷の雰囲気もたまりません。
小中学生たちがキャーキャー言いながらお化け屋敷から出てくるのを横目に見ながら人の流れに沿って歩いて行くと、くじ引きや的当てなどのゲームや綿あめ、じゃがバターなどお祭りでおなじみのお店も所狭しと並んでいます。
とても寒い時期にもかかわらず、露店の方の掛け声と訪れた大勢のお客さん達の熱気で寒さも吹き飛び、何時間でも見て回れそうです。
こちらは調神社(つきじんじゃ)の境内でお参りをする方々の列。
調神社⛩は千年以上前からあるとも言われている由緒ある神社なので、お正月もこのように参拝する人達で混み合います。
神社に祀られている神様は次の3柱だそうです。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊宇気姫命(とようけびめのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
難しすぎてとても覚えられそうにありませんね
調神社の別称は「調宮(つきのみや)」
社名の調(つき)はその読み方から月を連想させるため月待信仰が古くからあり、狛犬ではなく狛ウサギがある神社として知られています。
↑ 境内の入口には狛ウサギ🐇が並んでおり、鳥居もありません。
↑ 手水舎にもウサギが居ますよ。
わが社の社員も毎年皆んなで調神社へ初詣に行き新年の祈願をしています。
私自身も子供のお宮参りや七五三など、節目ごとに訪れています。
境内にはたくさんのケヤキとムクノキの古木が立ち並んでいて、その中を歩くと厳かで凛とした空気が感じられますよ✨
また、隣にある調公園には桜の木がたくさんあり、お花見🌸のシーズンも多くの人達で賑わいます。
季節を問わず訪れる人の憩いの場にもなっている調神社⛩に皆さまも是非立ち寄ってみて下さいね。
それでは、皆さま 良いお年をお迎えください🎍
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記
本日1/7(月)に弊社の社員皆んなで初詣⛩に行ってきました。
参拝に来ている方々の多くがスーツ姿で、地域の会社の人達がたくさんいらしていました。
今年は年号もかわり変化の大きい年になりそうですが、年はじめに氏神様にお参りをして良いスタートがきれたように思います。