ボーくんがやって来て4か月
5月の連休の終わる頃、ボーくんがわが家にやって来ました。
正確には保護犬の施設から連れてきたんです。 ボーくんが居たのは遠く離れた町でした。 なので、引き取る前日にその町の近くのサービスエリアで車中泊し、朝早く迎えに行きました。
私が迎えに行くと、ボーくんは私を新しい飼育係のおじさんと思い、いつもの散歩コース?に誘ってくれました。
保護活動法人の方のお話では数ヶ月前に保健所から引き取って来たとのことで、ボーくんの今までの暮らしについては一切判らないとのことでした。
カルテによるとボーくんは10才なのですが、歯や目からの印象ではもう少し若く見えます。 残念なことですが、フィラリア陽性反応が記されていました。
この保護活動法人では、たくさんの犬や猫を保護しているそうです。 ペットブームの影でこういう活動を続けている方々には頭の下がる思いです。
長い道中、休憩を何度か入れて明るいうちに家に着くことが出来ました。 ボーくんには新しい家に慣れてもらわなくてはなりません。 少し落ち着いたところでシャンプーを入念にして乾かし、ブラッシングをします。
シャンプー後のサッパリした顔です(笑) 脚がまだ濡れています。
”おやすみなさい”の場所も見つかったようです。 ボーくん、長旅ご苦労さまでした。
夜泣きすることもなく、ボーくんは朝までぐっすりと眠りました。
朝になると家の外と中を点検です。
老衰のために寝たきりのライス(ライスも捨て犬のお母さんから生まれたところを譲り受けてきました)の食事につきあっています。
昨日から環境も変わって、ボーくんもいろいろと大変な思いをしているのでしょう。 朝ごはんを食べたらぐっすりとお休みです。
一緒に暮らしてみると、ボーくんの不思議なことが見えてきます。
声とか音とかがあまり聴こえていない? 実際と逆の方向から聴こえるの?(呼ぶと反対方向を向く??) 目があまり良く見えていない?(特に近くは・・??) TVがついていると逃げだす(TVの画面の光に反応しているの??) 鍋やポットからの湯気を感じると逃げだす(湯気が見えるの??)
過去に何か辛いことがあったような・・ 何かしらトラウマになっているような様子があります。
でも、散歩が大好きです。
わが家の歴代の誰よりも散歩上手です。 わき目も振らずにせっせと歩く様子はまるで修行僧にも見えます(笑)
クルマに乗るのも大好きで外の景色を良く見ています(遠くは見えるのかな?)
コロナが収まったら、どこか遠くへ行きたいと思います。
そうそう、ホームセンターへ行った際にお店のショッピングカートに乗せてみたら、これが気に入ったようで降りようとしません(笑)
店内を見て回るのが好きだそうです。
ボーくんもケーキやドーナツが大好きです(我が家の犬たちはみんな好きでした) あっ、そんなにはあげませんよ。 健康第一です。
そうそう、フィラリア症の治療は永年かかりつけの獣医さんの指導のもとで安全第一にゆっくりと続けています。
今年の夏は雨が良く降りましたね。
小雨のときは散歩決行です。
レインコート姿が”みつばちマーヤ”みたいでかわいいです。
こんなふうにボーくんがわが家にやって来て4か月。
お互いにまだ判らないことが多々ありますが・・(笑) 日々、少しづつ理解と共感をしあっていきたいと思っています。