さいたまでグランツール!
さいたま新都心で開催された、サイクルロードレースの世界的な大会(グランツール)の名を冠されたイベントを観戦してきました。
会社でも法人サポーターになっていて、何人か個々に応援に行っています。
オープニング走行。世界的なスーパースターが手を振ってくれます
この催しは大相撲でいうと巡業みたいなものでいわゆる本割ではないのですが、本場ヨーロッパではフランス国内を中心に同様の催しが各地で開かれていて、選手にとってもいいアピールになっているようです。
その巡業が日本にもやってきた、という体なわけですね。
グランツールのチャンピオンをはじめ各賞保持者がやってきて三役揃い踏みといった感じなので、ファンにはたまらないイベントなのです。
沿道はファンで埋め尽くされます
当日は10万人の人手。地産品や自転車関連のブースも多く出て大盛況です。
ゴール付近は特別席があったり早くから場所取りをしている人が多く蟻の這い出る隙間もありません。
当社の社員にも朝5時から来て角地を確保した強者がいます。
さいたまのB級グルメなどの屋台が集まっています
一方駅の反対側は比較的余裕があります。街がそのまま競技会場になっているので、思い思いの場所で、しかも無料で見られるのがいいところです。この大会はクリテリウム形式なので何回も選手が目の前を通りすぎます。
私も運良く残り1km のゲート前を確保できました。
対岸には山岳ポイントのチェックポイントもある好位置です。
“フラム・ルージュ”が目の前
顔見せやタイムトライアルなどの前哨戦のあと、いよいよメインレースとなります。
目の前を選手の集団が通過し、歓声に包まれる様は本場の市街ステージさながらの雰囲気です。
選手が通ると大きな歓声が飛びます
山岳ポイントの出前はアンダーパスになっており中の様子がよくわからないのですが、先頭集団が現れると周回ごとに予想外の組み合わせになっているのが逆にいい演出になっています。
途中フルームのアタックや新城の鬼引きなど重要な場面が目の前で展開されます。
そして周回が残り少なくなると俄然集団がピリついてきます。これこれ、この空気はやっぱり現場じゃないと味わえないですよね。
ラストが近づくとカメラも追い切れない速さで疾走していきます
レースは結局終盤まで予断を許さないまま進行し、最後には集団が逃げを捉え、かつての平坦ステージの絶対王者、カベンディシュがハナ差を制して優勝しました。
個人的にも大満足の1日でしたが、自転車が走りやすい道路の整備といったような面も含めて、自転車文化が根付いていくための格好の機会になっていると思います。
来年はぜひ会場に足を運んでみてください。
自転車文化を考えるトークイベントなども開催されていました